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prof  bkm  clap!

2024.4.12


温泉の源泉でゆで卵を作って来た。
何年か前に同じ場所で同じようにゆで卵を作って食べてたら、知らないオジサンに「塩掛けずに食べても美味しいよ」と話し掛けられ、試しにそのまま食べてみたら確かにほんのり風味が付いてるんだよね。
ただ、それでも塩は掛けた方が格段に美味しいと自信を持って言える。

追記でお返事!

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2024.4.12


入学式シーズンだね。
親戚の子供も小学校に入学したらしく赤飯をお裾分けして貰ったよ。

小学校や中学校の制服って成長を見越して余裕のあるサイズを買うのが一般的だから新1年生がオーバーサイズの制服を着て登下校する姿を見掛けるけど、それを見てると、
ただでさえ学年最重量の体格なのにピッチピチのブレザーと9分丈のパンツで中学の入学式に現れた友達を思い出す。
僕が軽く身体に触れたタイミングでブレザーのボタンが漫画みたいに弾け飛んでキレられたんだよね。理不尽。
理不尽な体験って後で冷静になると自分の非に気付いたりもするものだけど、あれはいつ思い返しても自分が悪かったとは思えない。

2024.4.10


レース鳩(足輪が付いてた)が帰巣本能をド忘れしたかのように庭に居着いてた。
ツバメに鳩にと鳥が集まって小川洋子さんの『ことり』の小父さんの庭みたいになって来たなと思いつつ、これ以上長居するようなら足輪に書いてある電話番号に電話しなくちゃなとも思っていた矢先、今朝見たら居なくなってた。
今まで「鳩のどこが平和の象徴やねん」と思っていたんだけど、餌を啄いて歩き回ってる姿をジッと眺めていたら少し平和な気持ちになって来るし愛着も湧き始めてたので居なくなったらそれはそれで寂しい。
獣に襲われたとかじゃなく無事に飼い主のところに帰ったんだと思いたい。

2024.4.10


小砂川チト『家庭用安心坑夫』
子供の頃に椅子や机にシールをペタペタと貼った記憶がある人は多いと思うけど、主人公が同じように実家に貼った筈のシールが日本橋三越の柱に貼り付けられてるのを発見するところから物語は始まる。
虚言癖の母親から父親だと言い聞かされて来た観光鉱山のマネキン人形「ツトム」が行く先々で現れるようになるという若干ホラーな展開。
鉱山の事故で死んだ坑夫の視点と交錯しつつ進む、どこまでが現実なのか分からない一見すると不条理なストーリーは同作者の『猿の戴冠式』と同じく自分の現実から逃げていた主人公が自分で現実を直視するまでの課程が描かれてる。

そこまで極端だったり病的だったりはしなくとも、誰しも自分自身の過去やセルフイメージを自分自身を守る為に捏造・改竄してるんだよね。
過去の美化もそうだし、例えば自分が正常や常識の側に居るつもりの人が周りから見れば全くそんな事は無かったり、逆に自分が異端で特別だと思ってる人もまた然りだったり。
見えてる世界はそれぞれ微妙に違って、本当の自分なんてのは自分が一番見えてないものなのかもしれないと思う。

ところで、僕の地元にも同じようなマネキンが並んでる観光鉱山があり子供の頃から好きでよく行ってたのでイメージしやすかった。

2024.4.5


カタクリの群生地へ行ってみたんだけど気温のせいか日照のせいか花が閉じてしまってた。
写真の花が僕が見付けられた中ではまだ一番開いてたやつ。
もっと反り返るように開くから、見頃の時に行けば結構な絶景だと思う。
初めてカタクリの花を見たと言う老夫婦に「写真映えしない花ですねぇ」と話掛けられたので、インスタで検索して満開の時の写真を見せたら驚いてた。
あの老夫婦がもし僕に出会って話掛けて無かったら、閉じてドリルみたいになったカタクリの花を見頃の状態だと思い込んだまま生涯を閉じる確率はまぁまぁ高かったんだろうか、などと不謹慎な事を考えて首を振る。

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