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派遣モンスターJ
愛すべき変態さん



禁断のネタの封印を解く@




今までモンマルトルの丘では避けて通ってきたネタがある。


ズラネタだ。


ズラ、つまりカツラは頭部の事情であり、下ネタではない。


上ネタな訳だ。


しかし同じく上半身のビクチーについて語るのも下ネタな訳であるし、当ブログではズラネタも下ネタの一部として解釈してみることにする。


結構下ネタに連結する場合もあるのだ。


シャワーを浴びて出てきた彼氏が装着を忘れていた話とか


彼氏がズラかどうか気になって仕方ない、判定して欲しいと依頼されて会ってみたらバレバレで、何がどう気になるのか理解に苦しんだ話とか


ラブホテルで行為中に火事になってしまい、慌てた彼氏が洗面器の替わりにズラで水を汲んで消火、命は助かったが彼女は失った話とか


沢山あります。


派遣絡みでも思い出した事がある。




そもそも派遣の男達は営巣本能が強い人が多いと思う。


営巣本能が強いとどうなるか?


外部からの侵入に敏感になる。


つまり、新人がくると冷たいのだ。


新人が来て、仕事を覚えると、自分の仕事量が減ってしまい不要になってしまう。


仕事を教えると自分の技量を追い抜かれてしまう。
そうなった時、自分のポジションを奪われてしまう。


そんなふうにマイナスに考えてしまうのだろうか?


派遣をやるまでは、そういう事(新人に対して冷たい事)は女性だけかな?と思っていた。


女性は自らを取り巻く世界を城に見立てる傾向が強い。


築き上げた城に侵入しようとする者はいかなる理由があろうと一度は必ず拒絶する。


中々信頼を得る事が難しい。


女性は本能的に家を守るプログラム持っているから当然かな?と考えていたのだ。


しかしこれが男の場合、一般的社会では閉鎖的と判断されてしまい、EQの低い人間としてはみ出してしまう場合が多いのではないだろうか?


初めて派遣に身を投じた時は本当に焦った。


誰も何も教えてくれないのだ。


「こんな簡単な事教えなくてもできるだろ、アホか!」


こんな怒号は普通。


勝手に動いて怪我をした人(指を切断した人も2人いた)


怒号に耐えられなくなって病んだ人


怒号にキレて喧嘩した人


いろいろ見た。


この怒号に耐えて見よう見まねで仕事を覚えて一人前になったならば、安心か?


いえ。そうでもありません。


製造派遣の仕事は慣れてしまえば意外に簡単なので、先輩達は皆暇を持て余している。


暇なものだから、四六時中何か話題を探している。


誰と誰が交際しているとかは恰好のネタであるし


ちょっとナヨナヨした男を見たら、アイツはモーホーに違いないと騒ぎたてる。

つまり、仕事以外でも暇人のターゲットにならぬように注意していなくてはいけない。


暇なものだからその攻撃は執拗なのだ。





遠藤さん(仮名54歳)も標的になってしまった一人だ。

遠藤さんは子供二人を持ち、真面目に勤務する派遣社員の鏡のような人。


仕事もできるし、責任あるポジションを任されている。


そんな人でもたった一度のミステイクで大変な事になってしまうのが派遣の世界。


写真を見てお分かりのように遠藤さんの頭部は実に怪しい。


前髪が異様に短く、バランスが悪い、何か不自然だ。

いつも同じ場所の髪が跳ねている。


ここまでは皆周知の事実。

しかし


「遠藤さんの頭部…なんか怪しいよな…」


程度の噂で済んでいた。


それは遠藤さんが誰よりも仕事熱心で真面目だったからだろう。


ある夏の日、異常気象で猛暑が続いていた。


工事内は更に暑い。


「いやあー暑いねー」


遠藤さんは気遣いも人一倍。皆に声掛けを忘れない。

私にも声を掛けてくれる優しい遠藤さん


「エンドル君、暑いけど頑張ってね」


遠藤さんに声を掛けてもらうと元気が出る





あれ?


何気なく遠藤さんの額に目をやると、違和感を感じた。


紐?


前髪の生え際から3センチ程紐が出ている?


2本…


なんだろう?


この異変には皆気付いたようで、声掛けをする遠藤さんを前に皆凍り付いている


暑さのあまり頭部をいじりすぎて予期せぬトラブルが発生したのだろうか?


ひそひそ話が音速で職場を駆け巡る。


「なんだろう、滅茶苦茶気になる」


「あの紐…ズラを固定する紐か?」


「暇で固定するズラなんてあるのか?」


皆暇を持て余しているため、やたらと遠藤さんの傍に群がる。


皆一様に遠藤さんの額をチラチラ見てしまう。


遠藤さんは人一倍気遣いのできる人、そんな人がチラ見に異変を感じない訳がない。


「エンドル君…」


チラッ


「はい?」


チラッ


「…ちょっとトイレにいってくるから…」


チラッ、チラッ


「あ、(チラッ)はい…(チラッ)」


遠藤さんはちょっとトイレに行くと言っていたのに、中々帰ってこなかった。


15分


30分


ようやく皆が騒ぎだす


「おい、遠藤さん、悲観して自殺しているんじゃないか?ヤバイんじゃない?みんなで探そうぜ!」


こうして工場内の遠藤さん探しが始まった。


「遠藤さーん」


「遠藤さーん」


「遠藤さーん、気にしてませんから…」


「馬鹿、そういう事言うなよ」


皆本気で探す気があるのだろうか?


30分程探したが遠藤さんは見つからない。


これ以上のライン停止は致命的となる為、探索を諦めて仕事を再開する事にした。




遠藤さんが消えてから三時間後、ようやく戻ってきた遠藤さん。


一人一人に何か言っている。


「エンドル君…心配かけたね…もう大丈夫だから…」


紐が消えている…


心なしか額の面積が小さくなっているような気がする…


それにしても大丈夫とはどういう意味だろう


紐は隠したから大丈夫という意味なのか


それとも、三時間で精神的なダメージは回復したという意味なのか


この三時間で遠藤さんにどんな葛藤があって自己解決に至ったのかは…


謎だ。


普通の会社であるならば遠藤さんの今までの功績を考慮して、以降、遠藤さんの紐の話は絶対的なタブーになってしまうはず。


だが、そこは派遣。


暇人悪魔どもは遠藤さんを徹底的に追い込んでいくのだ。



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