1ヶ月あるいは1週間かもしれない
それほど急速に叔母は弱ってしまった
いや
持ちこたえてる方なのかも知れないが。
つい一昨日までは電話もできたし
少しの果物も口に入れたという
今日見た叔母は寝たきりで
まぶたも閉じて口を動かすのみだった
もう残された時間は少ない

今日、緩和ケア専門の病院に転院し
それに付き添っていった
それまで入院していた病院を出るとき
運ばれる叔母を見たら
ワシが最初に編んだ帽子をかぶってた
ちょっとでも喜んでもらえたら
いいなと思ってたけど
なんかもう逆に
使ってくれてありがとう、としか
言葉が出ないな

それ以降に編んで届けた帽子は
袋に入ったままだったが
届けるたび叔母はおかんに電話をくれて
ワシにお礼のことづてをしていた

昨日頑張ってまたかわいい帽子を
編んだのだが
持ってくのを忘れてしまった
次回の面会時に持っていこう

緩和ケアを受けてる患者は
寝ているようで耳は聞こえてるという
実家のじいちゃんが末期の時も
寝ていても声だけかけていたのを
思い出した

反応がなくても
きっと声は届くと思う

ワシももう泣くのをこらえてた
まだ早い!まだ叔母の体は気持ちは
頑張ってるんだから
ワシが泣いてどうする
こらえて仕事するんだワシ!

今日はとってもいい天気
病院の窓からは綺麗な湖が見える
叔母もその景色を見れるといいな

あとは叔父が本格的に
精神が参ってしまいそうで心配ではある…







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