今日はこの映画を観ました。
ナタリー・ポートマン、ジュード・ロウ、ジュリア・ロバーツ、そして「
すべては愛のために~Beyond Borders~」で紛争地帯の医師を演じたクライヴ・オーウェン。ほぼこの4人で演じられる大人のラブストーリー。
独特のリズムで囁く愛と嘘。大胆に語るセックスが卑猥でない不思議。
ぜひとも字幕で見て、言葉のリズムを楽しんでください。
「人間は嘘を好む」、そう言っていた彼女が真実を語っても、結局嘘を求められる。
「嘘はやめようって言ったじゃない」、真実を重んじた女性とはうまくいかない。
何の説明もなく突如時間が過ぎたりするので、見る方にも読解力が求められます。映画でスカッとしたいときには向かない作品。原作が戯曲だそうなので、美術館にでも行くような気分で楽しんでください。じっくり、集中して。それでこその映画です。
ただこの映画のすごいところは、映画でスカッとしたくてDVDを借りてきた人さえ観ているうちに引き込んでしまうところ。これはもう脱帽。携帯片手にだらだら見ようと思っていたら、携帯なんてとんでもない。目を離す時間が惜しい!
つい目が行ってしまうのはナタリー・ポートマンの幼い艶っぽさだけど、ジュリア・ロバーツの大人なかわいさも見どころ。監督がそういうつもりで挑んだのか、この映画の二人はまるで絵画に描かれる美女のようです。女の私でさえうっとり。ルネッサンスの絵画のように、世紀を超えて残したい作品です。
2008-9-1 03:08
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