窓を全部閉め切って、補聴器外してこうしていると、
本当に台風接近かと疑いたくなるほど静か。
ただ、いつもは食欲そそる近所の夕食の匂いが、
風邪気味なのか、深熱が篭もって気だるい今日は吐きそうで辛い。
中華系のメニューらしいから余計ね。
それでも16時くらいまでは、明日の為に歌っていました。
温かい飲み物と布団を余分に一枚重ねて部屋も暖め、
今はベッドで携帯でメールチェックやサイト巡り。
いつもと違い、30分ほどうとうとしただけで目が覚めてしまったから。
額は冷たいのに、手と息が熱い。
明日の練習には是非参加したいのに、これじゃ無理?
嵐の前の静けさ?
夏の名残で少し陽射しは強いものの、
空気は澄んで、風も程良く涼しく、
とても素敵なお出欠け日和でした。
アメリカンブルーとのレッスン。
身長は幾らか尋ねられました。
実際より高いと彼は想っていたそうです。
服の色選びはどうしているかとも尋ねられました。
買う時にデザインや生地が重ならない様にする。
同じデザイン、生地の色違いを買わなければならない時は、
どちらかのタグにボタンを付けて区別。
子供時代の記憶で自分でコーディネートする。
日本人は「失礼だったらごめんね」と遠慮しながら、
本当に失礼な質問をして来る。
マギーは何訊かれても対応するよう、母から言われて育ったけれど、
そうじゃない視覚障害者は意外に多い。
その点、欧米人は直球投げて来て気持ちが良い。
そして欧米人でもお世辞を言うんですね。
そう採るマギーがひねくれてるのかもね。
台風24号が接近しているようですね。
前回の台風で桂の家が被害に遭ったばかり。
21日の大阪オフ会で聞きました。
業者も忙しくて、修理は順番待ち。
雨漏りを金盥(かなだらい)やバケツで受けて凌いでいるそうです。
マギーが小さい頃の家も、よく雨漏りしましたね。
金盥に落ちる雨滴が音楽みたいでした。
雨粒が落ちる場所で音が違うんです。
受ける容器に寄っては残響を作ります。
大人達は雨漏りを防ぐのに苦労していたって言うのに。
マギーは雨降りを楽しみにしていました。
桂家の屋根がもう修理が終わっていますように!
あれは誰が言ったんだっけ?
「住んでみたい家は?」って問い掛けに、
「向日葵みたいに日の光を追って動く家。」
他の皆が、庭で花を育てられるとか、何階建ての各フロアをこう使うとか、
オール電化やバリアフリー、音楽質のある家とか夢を語る中で、
その人のユニークな発想に思わず嬉しい声を挙げた事があったな。
あの時も今も、マギーが住みたい家は川か海の傍。
水音で目覚め、水音で眠りたいの。
間取りはマギーの夢とは違うけど、東京では水辺の家で数時間過ごした。
波音と虫の音のコラボは風情があったな!
風情よりお菓子やアイスクリームの方が勝ったけどね(笑)。
そして翌日は、茉と節子と江ノ島へ。
何処の水族館でもやってる海豚のショーなんだけど、名古屋のよりは良かったね。
名古屋では、茉に隣でショーを説明して貰って想像するだけだったけど、
江ノ島では、トリーターと呼ぶトレーナーが、演技の様子を説明。
あちこちに笑いをちりばめ、観客と一体化。
海豚たちの声や動きが身近で、しっかり水浴びもさせてくれたよ。
大好きな水と遊べた東京、神奈川での二泊3日でした。
マギーに付き合ってくれた皆、有り難う!
そんな訳で、9月15日は10時にモデル達が集まり、リハーサル。
ボランティアと一緒にウぉーキングとポーズ、登場から退場までの手順の練習。
昼食を挟んだ二時間半の休憩の間に、展示会場を見て回る。
14時からは化粧やヘアメイクと着替え。
化粧品にシールを貼るなど、昔から視覚障害者に協力的な横浜のコスメの会社から、
また、西宮(兵庫)から、優しそうな美容師さんが驚くほど手際よく立ち働いて、
あっと言う間にモデル達を素敵に返信させて行く。
ショーは15時半から、緊張の中で始まった。
ボランティアさんに言われるまま、フィナーレでは手を振ったけど、
檜やセージは気付いてくれたかしら?
そうです、大阪でセージと合流して、檜も来てくれた。
徳島からは酢橘も。
隠元は花束を贈ってくれた。
彼等は皆、始まりはSkypeだったの。
仕事で神戸にいた、ジャズクラブの金魚草も駆け付けてくれたね。
このショーの為に、一体どれだけ多くの人達の協力があったんだろう?
生き生きした控え室で、マギーはずっと感動しっぱなしでした。
家族やガイドを伴わないマギーを、ホテルへ送迎してくれたイベント関係者。
ショーの間も休憩時も手引きしてくれた、視能訓練士を目指す若い学生。
勿論、責任担当者やデザイナーの胡蝶蘭にも、お礼の言葉もありません。