けんかをしましタ


このまま部屋にいると2年前のけんかのときみたいになる気がして(何を言っているのかわからねえかもしれないが)、急いで身支度を整えて眠っている彼に帰ると伝えて部屋を出た
わけがわからなかった彼は慌てて追いかけて来てくれて、わたしは待ってという彼の言葉に応じなかった
3回くらい彼に腕を掴まれて全部ふりほどいて気にせずずっと歩いた
いつの間にか彼は追いかけてこなくなって、気がつくとわたしは喉が痛くなるくらい息がきれてて、あの部屋には戻れないと覚悟を決めてタクシーを呼んで自宅へと帰った。本当に帰った
タクシーの中でした運転手さんとの会話に和んだ
タクシーをおりて部屋に向かっている間、彼は無事に自宅へ帰っただろうかと気になり携帯を確認すると『言いたいことがあるなら言ったらいいでしょ。こういうこと(突然帰ることだと思われます)されると疲れる』とメールが入っており、電話をかけて謝った

いろいろ言われて、いろいろ言った
いつもは口論ってほとんどしないけど、このときばかりは珍しくお互い感情的に言葉をぶつけた

ああ、もういい。何を言っても疲れる。電話切ろうよ。と彼に拒絶されて、ちょっと時間を置いて頭を冷やしてまたかけ直すことにした

彼の言ってることが理解できなくて混乱した
30分近くメソメソしながら考えて再度彼に話を聞いてもらった

彼も落ち着いてくれてて
い、い、いい、いきっ、…生きるくんは、さっ、(ぐすっ!)正論でわたしのこと問いただ↑す↓節があ、あるっけどさっ、(ヒックヒックヒック)わた、…わたしは、…それじゃ、あ(ヒック)納得できないこともあるよ(裏声)
くらいの聞き取りにくい言葉たちを最後まで辛抱強く聞いてくれた

なんか彼は笑ってて、わたしは真剣に泣きながら話してるのに向こうでなんかすごい笑ってて、はーたまんねー!こういう空気好き!と思った


ごめんねと伝えたけど、彼もわたしがなぜそういった行動にでたのかわかってくれて、わたしばかりが悪いわけではないこともわかってくれて仲直りできた

前もどこかでメモに残したかもしれない
昔の自分がつまずいたことを、今の自分がそこから学んで活かせた時は成長できてることが自覚できて嬉しい
同じ轍を踏むところだったのに、そうならなかった願いちゃんの勇気ある行動を褒めたい!えらいえらいだぜ!!!


生きる氏は次があると思うから、たとえその中の一度が期待通りにいかなくても仕方ないなとためらいもなく思える。それに対して、願いはその時間を大事にしたいと思うから、その中の一度でも期待が外れるとせっかく会っているのにと思う、という二人の考え方に違いがあって
次はあるけど今は死ぬ、それじゃ今の意味がないと思うのでわたしは悲しくなるのか〜とわかってとてもスッキリした

生きる氏に『おれ願いに対して滅多に怒らないと思うんだけど、怒らないとわかってるのにどうしてそこに飛び込まないの』みたいなことを言われた
そんな流れから、生きる氏にとって思い通りにいかないパターンが極端に少ないことがわかって理不尽だろ!と思った
『多分おれなら思い通りにする。それで思い通りに大体なる』というとんだジャイアニズム出してて尊敬した。はは(⌒▽⌒)


『今思い返すと部屋を飛び出して追いかけて来てもらうってなんかドラマみたいだね』

『ちょ待てよって感じだね』

『二度とごめんだね』

『二度とごめん』


嬉しい。しみじみ…