臆病物の独り言。(SS)


明日しのう…。いや、今日でもいいかな?


やっぱり明後日…いや、急ぎすぎてる?


なんて…人生に疲れてしまった僕は、いつもそんなことを繰り返してる。


だけど臆病な僕は、結局しぬのが怖くて毎日生きている。

日に日に積もってく心の傷に、毎晩毎晩涙を飲み込んで、一人きり眠る夜が怖い。

誰か…せめて誰かが隣にいてくれたらなんて思うこともあるけど、居たら居たで、きっと面倒くさい。


時々顔を合わせる親や数人しかいない友人の
「大丈夫?」や「無理するなよ!」の声にすら、面倒臭くて…きっと求めてるだろう「平気」という答えを返す。


そうだ、社会人なんてみんなそういう風に生きてるでしょ?


「大丈夫?」の問いかけに、


「助けて」の返答を返す人なんてほとんどいないはずだ。


この言葉が言えたら、どんなに心が楽になるだろう?



ホントは大丈夫じゃない。
迷惑をかけたくないから、心配をかけたくないから、無理してるだけ。
でも、そんなことは隠しながら、いつも作り笑いの笑顔の仮面をして僕ら大人は不器用に生きてるのだ。





そんな惨めな心を誰かに見透かされてしまうのは怖い。けど、ホントは誰かに気付いて欲しくて堪らない。




そうだ…僕は矛盾している。




だけど、そんな作り笑いの仮面に気付いてくれる人はいないし、自分で剥がそうとすることもしない。





だから今日も、自分の部屋でその仮面を外して、涙を流すことでしか痛みを流せない。




さて、明日しのうか?それとも、今日にする?



明後日でもいいかもしれない。





いや、急ぎすぎてる?親が悲しむ?友達は?



僕はどこから間違えたのだろう?





消えたい、消えてしまいたい。




怖い。怖い。怖い。生きるのも、しぬのも怖い。





臆病な僕は、






きっと明日も明後日も、そんなことを繰り返しながら、なんだかんだで生きるのだろう。























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化学的に考えて、受けになってみたいひろしくんのために、たけしが頑張るお話!!(※pass)

この先、生温いですが過激な表現が含まれています。 エログロ大丈夫な方、18歳より上の方、passを打って、進んでください。 passは必読に書いてあります。 ↓ ↓ ↓ .

君の言葉。(オリジナルss)

君の言葉には不思議な力があるに違いない。


僕は本気でそう思っている。


だって、君の言葉はいつだって臆病な僕の背中を押してくれるから。



僕はお喋りが上手な方じゃなかった。


だけどホントは喋るのが嫌いな訳じゃない。


寧ホントは好きな方で…



こんな僕だけど、心を開いてる大切な大切な友達がたった一人だけいるのだ。





その子も僕と同じタイプで、

心を開いてる人にしか決してホントの自分を見せないタイプで、言ってしまえばコミュ障持ちで、おとなしい子だった。





だけど、ホントの君を僕だけはよく知っていた。

僕の隣にいるときの君は、面白いことが大好きで、優しくて、自分をしっかりと持っていて、良く笑う…そんな君の笑った顔が僕は大好きで…大好きで…。君は僕の憧れだった。



























君が心にいてくれるから、僕は頑張れる。




君が背中を押してくれるなら、僕は勇気を出せる。





本気でそう思う。



















ある日学校でいつものように、僕以外のクラスメイト達が楽しく談笑していた。




僕は『いいなぁ…僕もあんな風に楽しくみんなと話せたら…』



と、心で思っていた。



いつも僕は窓際の一番後ろの席で、一人空気のように大人しく座っていた。





でも、ふと君の言葉を思い出す。











『君ならきっと大丈夫!私がいつも応援してるから、だから…』














次の瞬間、自分でも無意識に口を開いていた。







「あのさ、」
















『頑張れ!!!』













「僕もその番組、好きなんだ。あのお笑いの人、ホント面白いよね!」












みんなが驚いた顔して僕を見てる。
それもその筈だ、発言した僕自信だって驚いてる。いつもあと一歩が踏み出せない臆病で引っ込み思案な僕が、言いたいことを言えたのだ。
心臓が今にも破裂しそうな程、加速して止まらない。呼吸が苦しい…


少しの間、時が止まったかのように空気が凍り付いたけど、みんなが笑顔を向け、僕に手を差しのべてくれた。










「なんだぁ!○○も見てたの!?ってか、ビックリした!全然喋らないから、こういう輪に入るのが嫌いなんかと思ってたよ!一緒にもっと話そうよ!」















ありがとう、君の言葉があったから、



僕は踏み出すことができたよ。





ねぇ、これで僕の世界は少しは楽しい方へ変わるよね?





明日からもう、一人で隅っこに居なくてもいいんだ。






ありがとう、ありがとう…



僕の背中を押してくれて。

















僕は放課後興奮が冷めないまま、君の元へと駆け出した。
















「今度は僕が君の背中を押してあげる。君ならきっとできるよ。だからさ、もう一度笑ってよ。あの頃みたいに…」



   






















そう、僕は君が永遠に眠る、君の墓へとやってきた。







墓というほどのものはなく、只低木が埋まってるだけだけど、僕は毎日今日の出来事を君に話しにここへ来ている。






君は両親から酷い扱いを受けていて、学校でも酷い虐めを受けていた。それでも君は、僕に優しく笑ってくれたのに、どうして僕は何も出来なかったのだろう?





僕は毎日悔やんだ。




君が自殺をするほど苦しんでいたのに、無理していつも僕に明るく接してくれていたのに、





どうして…どうして…



悔やんでも君は、もう還ってこないけど…





だから僕は変わることを決意したのだ。

せめて生前の君が応援してくれたその言葉に応えたかった。











君の言葉で僕は変われたよ。













だから今度は、君に僕の声が届けばいいな。






















僕はずっと、












君のことが…
















「大好きでした。」







これは勇気がない僕が、君に言えなかった



僕の【ことのは】。



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エラー(ひろ→たけ風味ss)




「…さむい。」



今年の冬はやけに冷える。


そんなことを霞がかった脳で考えながら、


一人きりの部屋で壁にもたれ掛かり、ベッドに腰を下ろす。


何もやる気など起きぬまま、チクタクと秒針が動く音を聞いている。



そのまま何もしないでぼんやりしていると、

学校帰りなのでしょう、子どもたちの元気な声が外から聞こえてくる。



ふと時計に目をやると、


いつの間にか14時を回っていた。


何もしていなくても時間は過ぎるもの。
そんなの当たり前のことなのに、今は何故かそれが酷く苦しく感じる。

























『ひろし!こっちこっち!!』






脳に聞こえてくるよく知っているはずのその声に、思わずベッドから勢い良く立ち上がり、窓から外を覗いた。



だがそこに声の主はいるはずもなく、下校中の小学生がふざけ合っているだけだった。



そう、それもそのハズです。




だって、声の主は…半年前に首を吊って●んだのですから…。




私は深く息を吐くと、その場に座り込んだ。



どこから間違えた?


私の選択は一体どこから?どうすれば君が●なずにすんだ?




どうすれば君が笑える未来があった?










どうすれば…君は私の隣にいてくれた?





脳味噌野郎。君が私をそう呼んでいたが、私の自慢の脳味噌は、君がいなくなってから壊れてしまったようです。
ですが、私はそれを治すための方法がわかりません。



どうしたらいい?










どうしたらこの苦しみから解放される?





君がいないだけなのに、私は何故…こんなに悲しい?






















『ひろし!』





















そうか。



今年の冬がやけに寒く感じるのは、










君の暖かい笑顔と声を知ってしまったから…。






























『こっちこっち!』









あぁ、臆病な君が私を呼んでいる。






あの日救えなかった笑顔を、今度こそ私は守れますか?
























私は…
















「たけしくん。今、会いに行きますよ。」



















君の隣で生きていたい。

















あんなに興味なんてなかったはずなのに、










今では…君が隣にいなければ、

私は上手に息をすることもできやしない。


























例えるならエラーを起こした機械のように、





      










最後に見た君の顔が、脳味噌から離れなかった。



























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初体験ってどんなもん?B(ひろたけss※エロ注意)

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