REWRITE/Ｅ

彼女は忙しい最中返事を送って来てくれた。

何事も無くて良かった。

忙しい中元気にやっているようだ。

私も今はＧＷ期間被害に合った人達を

助ける為にあちこち駆けずり回っている。

必要としている人がいる限り私は何処へでも

出張しなければならない。

困っている人を助けるのが私の仕事であり

勤めでもある。

年々詐欺被害やネットの中傷など多発している。

少しでも役に立つなら私は何処へでも走る。

彼女に中々会えないのは淋しいが

お互い分かり合えているから

仕事に打ち込める。

１人じゃない。

彼女も頑張っている。

落ち着いたらまた会おう。

さあ勤務の時間だ。

今日も沢山の相談が寄せられている。

行って来ます。

彼女からLINEが送られて来てから

待つこと数時間。

わっ！！と言う声にビクっとなりながら

振り返ると彼女がいた。

ニコニコしながら

私の首元にスッと差し出されたものは

マフラーだった。

「手編みだよ」と言う彼女の言葉に

「有り難う」と言えずにいた私は代わりに

ハグをして彼女の首元にもマフラーを巻いた。

「あったかいね」と笑う彼女は

本当に嬉しそうだった。

「体調大丈夫？」彼女はいつも優しい。

私の身体を心配してくれる。

彼女の方が心配なのに。

もうすぐ記念日。

彼女への愛は変わらない。

私が必ず守ると約束したから。

今夜は彼女の温もりに包まれていよう。

このまま朝が来なければと

本気で思った。

とうとう私の方がダウンしてしまった。

彼女には迷惑かけまくりだった。

今日やっと退院出来た。

彼女にはユンケルやのど飴といった風邪に

良く効く品物を届けてもらった。

今度差し入れを持って来てくれるらしい。

ああ、何と優しい人なのだろう。

彼女の手料理を食べれる時が来ようとは。

厚かましくて勿体ない気もするが

折角彼女が私に手料理を作ってくれる。

有り難く頂こう。

それにしても疲れた。

明日はゆっくりお風呂に浸かっていたい。

綺麗にさっぱりしよう。

今日は彼女は仕事に精を出して

今さっき無事に講演会を終えました。

不穏な動きは無く大歓声の中彼女は手を振って

応えてました。

最後まで笑顔を絶やさず同士の皆に

拍手を送りました。

私達法務省入国管理局の人が見守る前で

彼女は病を持ちながら１人で壇上を一周しました。

痛いだろうに休む間も無く次の仕事へと

頭を回転させ資料を見てました。

彼女は仕事に行けば皆が声を掛ける。

その一言一言に答えを返しながら

皆を大切に思う気持ちは彼女の優しさだと

私は思っています。

根を詰め過ぎないように私は彼女を

いつでも助けられる存在でありたいと

思います。

今日からエムブロにやって来ました。

主に彼女の話を中心に書いて行きます。

よろしくお願いします。